こんにちは。
隊員の北川です。
ついに、今か今かと待ち続けていた山菜の季節がやってまいりました。
中頓別へ移住してから初めての春……。
以前から町の人たちから、
「雪解けの頃にはアレがどこにでもわんさか生えてくる」だの、「あのエリアには人が入らないからアレが独り占め出来る」だの聞き続けていたので、「アレ」好きな私としては早くこの季節が来てほしくてたまらなかったのです。
アレとはそう・・・・・・「行者にんにく」です・・・・!!
春の山菜の先陣を切って行者にんにくが出始めたとのことで、
先日、中頓別協力隊メンバーとともに探しに行って参りました!!
雪残る谷や沢を歩き回り・・・・
あんなとこにも、こんなとこにもありました!(場所はもちろん秘密です…)
斜面にへばりついて行者にんにくを採る岡隊員。
奥にはエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)も。春ですねー
今年は雪がとても多かったため、例年に比べて生え揃う時期は遅いとのことですが、
他よりも雪解けが早い湧水が流れる場所などにポイントを絞ることで、なんとか収穫を得ることが出来ました。
そしてさっそく収穫した行者にんにくを持って、
町内の農業体験交流施設「食彩工房もうもう」さんへ!
こちらの施設では、アイスクリーム作りやチーズ作り、ソーセージ作りなどの乳製品・農産物・畜産物の加工体験が出来ます。
そう・・・私たちはこちらの施設で「行者にんにく入りソーセージ」(絶対おいしいやつ)を作ることが本当の目的だったのです・・・。
ソーセージ作りに必要な機械や道具は全て揃っており、材料(主に肉)を持参するだけ。
あとはもうもうスタッフの方が親切にいちから作り方を教えてくれます(^^)
採りたての行者にんにくを入れたミンチ肉を腸詰め。(意外と簡単!)
腸詰め後、ねじねじ・・・。
燻製して出来上がり!
試食としていくつか焼いてみました↓
写真を見ただけでよだれが出てきます。
味はもちろん・・・なんまら美味かったです!!
その後も一人、ぶらぶらと森へ山へ出歩いて採取し行者にんにくライフを送っています。
定番の天ぷら。
肉野菜炒め。
行者にんにく入りハンバーグとフキノトウのチーズ焼き。
行者にんにくペペロンチーノ。
臭い。
臭いんだけどやめられない。
行者にんにくはそんな魔力を秘めています。
いつの間にか食べ物のことばかりになってしまいましたが、
ここ中頓別は少し出歩けば行者にんにくに出会える。そんな町です。
これからの時期もコゴミ、タラの芽、ウドなどの山菜や玄人好みの山菜もどんどん出てきます。
自然からの恵みを少しでも自分の生活に取り入れると、より自然への感謝と尊敬の気持ちが高まります。(自分で採ったものならなおさら!)
そして心からいただきますと言える気がします。
やっぱり田舎暮らしっていいですね。
これからもまだまだ、臭い…じゃなくて山菜ライフは続きます。