2017-02-05 (Sun)
19:21
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こんにちは!上杉です。
先日、そうや自然学校に新しく「スキーシュー」が届きました。
スキーシューとは、一言でいうと雪上を歩くことに特化したスキーです。
(専用のブーツを必要としないので、手軽に体験できるのもポイント)
既に何度か履いてみましたが、これは本当に面白いです。
下り坂の度にテンションがあがります。
さて、そんなスキーシューを活かすとなると…やっぱり下り坂が多いフィールドですね!
そんな訳で今回、気軽に登山気分が楽しめる知駒岳の「摺鉢山」に行ってきました。
※摺鉢山…幌延町と中頓別町をつなぐ「知駒峠」の山頂付近にあるすり鉢状の山。その特徴的な見た目は峠を車で走っているとすごく目立つのでよくわかります。
【摺鉢山までのアクセス】※GoogleMapより引用
奥に見える小高い丘が摺鉢山。あの山のてっぺんを目指します。
そして、びっしりと生えてあるこの針葉樹こそ、このコースの大きな特徴。
これはアカエゾマツと呼ばれる北海道を代表する樹木で、養分の乏しく条件の厳しい場所に優先して生えるそうです。
この辺りは「蛇紋岩」という特殊な土壌でできていてアカエゾマツの生育する環境に適しているので、このようにアカエゾマツが自生しているんですね。
ちなみにこの蛇紋岩地帯、南は日高から北は宗谷岬まで続いているので…
こんな感じで、北海道をほそなが~くアカエゾマツ樹林が縦断しているのです。
なので、今回摺鉢山頂上からそのアカエゾマツ樹林の様子を見られることにも期待しています!
そんなこんなで30分ほど歩き、麓に到着。
ここまできたらもう丘みたいなもんです。余裕余裕!
パッと見、一番傾斜のゆるそうな左側を歩いていくと…
強風の影響で表層の雪がなくなり、固い雪質だけが残った雪紋が。
しばらく粘りましたが、こう雪が固いと滑ってスキーシューでは全く前に進めません。
諦めて右側のルートへ行くと…
こっちはフカフカのパウダースノー!
これならスキーシューでも何とかいけそうです。
そしてついに登頂!
以下、山頂からの景色をお楽しみ下さい。
【(左)マツネシリ岳、(右)ピンネシリ岳】
【日本海側】
↓(画面中央を拡大すると…)
【うっすらと利尻富士が!うおおおお!!】
◆
頂上は360度パノラマビューになっていて、東~南はピンネシリ岳やマツネシリ岳、パンケ・ペンケ山が見られ、北は知駒岳頂上、西は問寒別の街並みやうっすらと利尻富士まで見れました!
びっしりとアカエゾマツが自生している姿も大迫力。
天気がよかったので最高のロケーションでした!
最後は気持ちよく一気に滑り下りる…ことは残念ながら技術的に不可能でしたが、歩くよりもスイスイ滑って移動できるのでやっぱり楽チンです。
今回は使用しませんでしたが、スノーシューを履いて本日のコースを歩くツアーをそうや自然学校で行っています。
興味を持たれた方は是非1度HPを覗いてみて下さい。
(上杉)
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